小澤征爾音楽塾が子どものためのオペラを上演、京都市内の小学生を招待

記者会見から、左:澤村諭・ローム株式会社代表取締役社長 右:小澤征爾  Photo:M.Terashi/Tokyo MDE
記者会見から、左:澤村諭・ローム株式会社代表取締役社長 右:小澤征爾
Photo:M.Terashi/Tokyo MDE

 小澤征爾音楽塾がこの3月、「京都市勧業館みやこめっせ」で『子どもためのオペラ ラヴェル《子どもと魔法》』を上演する。2016年1月にオープンする『ロームシアター京都(京都会館)』のプレ・オープニング事業として開催するもので、市内の小学3、4年生約2000人を無料招待する。指揮は小澤征爾。
 昨年12月10日にローム株式会社で小澤征爾らが出席しプロジェクトについての会見を行った。
 大規模改修を進める京都会館の命名権『ロームシアター京都』を持つ電子部品製造のローム株式会社およびローム ミュージック ファンデーションは、小澤征爾の「若い人を育てたい」との思いに賛同、2000年から小澤征爾音楽塾を継続的に支援している。
 会見で澤村諭・ローム株式会社代表取締役社長は「『子どものためのオペラ』は、小学生に生のオペラに接する機会を提供する初の試みで、たいへん素晴らしい企画。『ロームシアター京都』を拠点として、小澤征爾音楽塾の活動が若き音楽家の才能をはぐくみ、多くの方々が音楽にふれあい愉しんでいただけることを心から願う」との期待を寄せた。
 「子どものためのオペラ」は、子どもたちにもストーリーがわかるように日本語で上演。フラットな平場にイスを置き、ステージから放射状に作られた通路でも歌手が往き来し演じる。子どもたちの目線に近いところでも観てもらいたいとの配慮だ。
 これについて小澤は「『サイトウ・キネン・フェスティバル 松本』で最初の年からやっている『子どものための音楽会』を今度は京都で、しかも、小学生に向けて初めてやる。小学3、4年生が字幕を読むという習慣はもちろんない。だから日本語でやろうと考えた。大きな賭けだが、定着したらうれしい。子どもたちが静かに座っていられるか不安だけど、僕らが音楽を一生懸命やっていれば、何かは伝わるだろうという信念をもってやる」との意欲を見せた。
 「子どものためのオペラ」は2016年2月にも予定している。

◎小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトⅩⅢ 子どものためのオペラ
ラヴェル:歌劇《子どもと魔法》(ロームシアター京都プレ・オープニング事業)
3月26日(木)13:00 京都市勧業館みやこめっせ
◎小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトⅩⅣ 子どものためのオペラ
J.シュトラウスⅡ:喜歌劇《こうもり》(ロームシアター京都オープニング事業)
2016年2月22日(月)京都市勧業館みやこめっせ
(*2014年12月10日現在の予定)

小澤征爾音楽塾
http://www.ongaku-juku.com

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※(ぶらあぼONLINE https://ebravo.jp/archives/15830 より転載)