THEATRE E9 KYOTOでの公演初日、世界初演を撮影。 撮影:寺司正彦
テキスト:ハイナー・ミュラー 翻訳:谷川道子
演出:三浦基
出演:安部聡子 石田大 小河原康二 窪田史恵 小林洋平 田中祐気
舞台美術:杉山至
衣裳:コレット・ウシャール
照明:藤原康弘
音響:堂岡俊弘
舞台監督:大鹿展明
制作:田嶋結菜
公演日時
10月24日(木)19:30
10月25日(金)19:30
10月26日(土)19:30
10月27日(日)17:00
10月28日(月)休演日
10月29日(火)19:30
10月30日(水)19:30
10月31日(木)17:00
THEATRE E9 KYOTO
合同会社地点 TEL 075-888-5343 info@chiten.org
主催:合同会社地点
共催:THEATRE E9 KYOTO(一般社団法人アーツシード京都)
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
協力:TMP(多和田/ミュラー・プロジェクト)
ハイナー・ミュラー Heiner Müller
1929年、ザクセン州エッペンドルフに生まれる。1950年代から詩・散文・戯曲の執筆を開始し、東ドイツ建国期を扱った初期戯曲『ゲルマーニア ベルリンの死』『賃金を抑える者』(ハインリヒ・マン賞受賞)を発表。東ドイツ国内での上演禁止処分以後、60年代後半からはギリシア古典やシェイクスピア戯曲の改作をはじめる。『ピロクテーテス』『マクベス』『ハムレットマシーン』『モーゼル』などが西側ヨーロッパに受け容れられる。85年にビューヒナー賞、86年には東ドイツ国家大賞を受ける。
三浦基 Motoi Miura
地点代表、演出家。1973年生まれ。桐朋学園芸術短期大学演劇科・専攻科卒業。1999年より2年間、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリに滞在する。2001年帰国、地点の活動を本格化。2005年、京都へ拠点を移す。2007年、チェーホフ作『桜の園』の演出で文化庁芸術祭新人賞受賞。2011年度京都市芸術新人賞、2017年読売演劇大賞選考委員特別賞、ほか受賞多数。著書に『おもしろければOKか?現代演劇考』(五柳書院)、『やっぱり悲劇だった「わからない」演劇へのオマージュ』(岩波書店)。2020年にはロシア・サンクトペテルブルクの国立劇場、ボリショイ・ドラマ劇場からドストエフスキー作『罪と罰』の演出が委嘱されている。
地点 CHITEN
演出家・三浦基が代表をつとめる。既存のテキストを独自の手法によって再構成・コラージュして上演する。言葉の抑揚やリズムをずらし、意味から自由になることでかえって言葉そのものを剥き出しにする手法は、しばしば音楽的と評される。2005年、東京から京都へ移転。2013年には京都・北白川に廃墟状態の元ライブハウスをリノベーションしたアトリエ「アンダースロー」を開場。レパートリーの上演と新作の制作をコンスタントに行っている。2012年にはロンドン・グローブ座からの依頼で初のシェイクスピア作品『コリオレイナス』の上演を成功させるなど、海外での評価も高い。